預貯金の相続には遺言を!①

「亡くなった人の預貯金の相続手続」はとても煩雑です。

①銀行窓口に行く

②銀行所定の書類を受取り、相続を証明する書類 などを集める
→相続を証明する書類・・・故人の出生~死亡の間に作成された戸籍謄本全て・相続人全員の戸籍謄本

③法定相続人全員から、銀行所定の書類、遺産分割協議書などに署名と「実印」による捺印をもらう

④相続人全員から印鑑証明書を受け取る

⑤銀行窓口に書類を提出する

(不備があれば、銀行から書類の修正や、追加で書類の提出を求められる)

⑥不備が無くなれば、一週間後~数週間後に故人の口座が解約され、代表相続人の指定口座に振込。

概ね、どの金融機関でもこのような手続を求められます。

なぜ、このような煩雑な手続を求められるのでしょうか。
法律上、故人が保有していた預金は、亡くなった瞬間に「法定相続人全員」の共有財産となります。
既に亡くなっている故人の口座を解約して、口座の中に入っている預金を相続人で分けようと思うと、当然、「故人の預金の共有者」である相続人全員で分け方を決める必要があります。
銀行としては、「共有者である相続人全員が納得して故人名義の預金口座を解約した」ということの証拠を残しておかないといけません。
その証拠となるのが、上記の書類ということになります。

このように、文章で書くと、「なんだ、簡単じゃないか」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これはあくまで「スムーズにことが運んだ場合」です。

「スムーズにことが運ばない場合」を次回お伝えします。